こんにちは!みゃむです。
今回は「どちらかなんて選べない…」って真面目に悩んでしまうような二人の男子が登場する三角関係ラブストーリー漫画をご紹介します。
『タイプの違う二人の男子が現れて、二人の間で揺れる主人公』というのは、少女漫画の王道ストーリーですよね。
その時、読者としてはどちらかの男子に肩入れして読んでいくと思うのですが『200m先の熱』は、ホントどちらも選べない!
大型犬タイプの平良さんと、黒猫タイプの真霜くん。
タイプは違えど、どちらも母性本能を刺激してくる瞬間があってたまりません。
『男子がチラッとみせるヘタレな瞬間が大好物』って方には、特におすすめの漫画です!
あらすじ
200m先の一軒家に住む高校時代の元カレ真霜は、百貨店の呉服部に勤務していることから時々仕事を回してくれる。
そんなある日、ヘタレ可愛い行動に密かにときめきを感じていた住人平良と共にマンション管理組合の役員に選ばれる。学生に見えるほど若い外見の平良は、実は人気作曲家で吉家の200m真上の最上階の住人だった。
タワーマンションの役員の仕事を通じて急接近する吉家と平良。一方、ずっと吉家を思い続けていた真霜はどう動く!?
感想
この漫画の舞台はタワーマンション。
タイトルの200mというのも、200m先の一軒家に住む真霜くんと、200m上に住む平良さんという関係を表していて、なんだか今どきな設定で新しいなーと思いました。
三角関係のラブストーリーはもちろん面白いのですが、並行してタワマンの生活事情にも詳しくなれるのでお得です。華やかなイメージのタワマン暮らしにも、管理組合役員やら、エレベーターの混雑問題やら大変なことがあるんだなーとタワマンに全く縁のない私はとても興味深く読めました。
絵柄もとても綺麗で読みやすいです。平良さんも真霜くんもめちゃくちゃイケメンですし、紬ちゃんも可愛くて仕事に貪欲で好感が持てる主人公です。
キャラクター
吉家 紬 (きっか つむぐ)
内向的でおとなしい性格の紬ちゃん。ただ、仕事に関しては職人としての信念があるし、萌えを感じた平良さんには自分から積極的にアピールしたり、意外とストレートで男前な一面も持っています。
くりっとした目の可愛い系なのにナイスバディなところとか、本人の自覚はないけどモテそうな要素盛りだくさんで羨ましいし、応援したくなる女の子です。
平良 連太郎 (ひらら れんたろう)
柔らかい雰囲気の平良さんなので、一般社会でキャリアを積んでいる隙のない真霜くんと対峙したら劣勢か?と思いきや、そんなこともないんですよねー。そこがすごく面白い。3巻は平良さんと真霜くんの直接対決があるので必見です!
真霜 知哲 (ましも ちてつ)
紬ちゃんの『ヘタレ萌え』を開花させた張本人ですが、大人になってからは大手企業の出世コースに乗っているエリートでヘタレ要素はなくなってしまったかのように見えます。序盤に描かれる真霜くんは紬ちゃん視点なので、すごくしっかりした大人の男性です。しかし、真霜くん視点になると、この地位も地道な努力の積み重ねであることが分かりますし、その努力自体がズレてるのがわかるんですよね~。そんな不器用な一面がグッとくる愛おしい男子です。
まとめ
「平良さんも可愛いし、真霜くんの心情を知ってしまうと幸せになって欲しいし、あーでもやっぱ平良さんも幸せになって欲しい…てか二人とも可愛すぎ…」と延々ループできるくらい沼が深い漫画なので、ヘタレフェチな人には是非とも読んでいただきたいと思います!
おまけ (4巻以降のひとこと感想)
4巻が発売されました!
桃森ミヨシ先生の、もうおおまかな話の流れは決まっており10巻は軽く超えるボリュームになる予定とのコメントをみて興奮してます!楽しみです♡
やっと5巻読めました!
今回は、平良さんのターンでしたね♡
平良さんのバックグラウンドが丁寧に描かれていました。このような経験がベースにあったから、今の平良さんが出来上がったんだなぁと納得でした。
今のところワタクシは僅差で真霜くん派なので、彼がほぼ登場しなかったのは残念ですが、次巻が楽しみです!
6巻読みました~
平良さんの過去掘り下げ回+紬と真霜くんの高校時代の番外編が収録されているので、6巻は全体的に過去の話の巻でしたね。(表紙も3人の高校時代というパラレル設定の絵柄でした)
今回も、平良さん・真霜くんの「ヘタレポイント」がそれぞれあったんですが、心の深いところにある弱くて柔らかい部分が描写されていましたねー。二人とも人間くさくて良い感じです。
恋愛のキラキラしたところだけを切り取った漫画じゃないところがツボです!
7巻読みました!
平良さんはヘタレなところもあるけど、大事な場面ではちゃんと年上の包容力を持ち合わせているところが素敵♡
一方の真霜くんは仕事をそつなくこなすクールさを持ちながらも、紬ちゃんのことになると、ちょっとズレてる感じが愛おしい♡
本編を読むと、どっちかなんて到底選べないぜ!となるのですが、巻末の『隣の微熱』を読んでしまうと、やっぱり真霜くんを応援したくなるんですよね~
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